鍵屋の職業とは、誰でもなれるものなのか
皆さんが思う鍵屋の仕事とはどんなものでしょうか。鍵屋の仕事は、主に鍵を取り付けたり鍵交換を行ったり故障を直したり、鍵を開けたり、鍵を作ったりと鍵に関わるサービスをしています。1番早い鍵師のなり方は、鍵屋に就職をすることでしょう。
特に資格は必要ではなく、1人前になるまで研修と練習・実践を繰り返していきます。1人立ちするまでに成長すれば、立派な鍵師になれるでしょう。ただし、誰もが鍵師として成長できるかと言えばそうではありません。日曜大工ぐらいの腕前があれば、鍵を取り付けたり交換したりする作業は行えますが、鍵を開ける(ピッキング)や金庫のダイヤル番号を調べる技術は習得するのにある程度のセンスが必要になります。ですので、鍵屋にいる鍵師の全員が鍵を開けられるという保証はありません。ですが鍵が開けられない鍵師を雇っていれば、鍵屋も売り上げが上がりませんのである程度技術を持った方々が揃っている事でしょう。そもそも、鍵を開ける方法はピッキング以外にも壊して開けたり別の手段を用いて開錠することも出来ます。どんな鍵でも最終的には壊して開けてしまえばいいのですから、「開けられない鍵は無い」と謳っている鍵屋はそういった言葉の裏を利用しています。また壊すにも、最近の鍵は高性能にできていますので素人が無理やり叩き割ろうとしても開きません。そのような破壊技術・鍵開け技術を日々研究するのも、鍵屋の仕事の一つです。